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カナダの州立地域保安部隊(違法大麻取締専門部隊)が実際に守っているものとは一体何なのか?

マイク・オカダ
翻訳:チェダー

10月30日水曜日、州の地域保安部隊(Community Safety Unit)は、バンクーバーの西側のデイビービレッジ地区の中心にあるディスペンサリー、ザ・メディシナル・カンナビス・ディスペンサリー(The Medicinal Cannabis Disensary: 以下TMCD, 1182 Thurlow Street)を襲撃しました。
長期にわたり営業してきたこのディスペンサリーは現在、合法のシステムへの移行プロセスにあり、すでにバンクーバー市からは市の許可を受け取っているため、今回の手入れは多くの人々の困惑を残しました。

原因は、このディスペンサリーは大麻を販売する州の免許を持っていなかったため、30日の午前、州の地域保安部隊が襲撃し、すべての大麻を没収しました。

地域保安部隊とは?

この州の地域保安部隊の唯一の目的は、BC州で、大麻規制および認可法(Cannabis Control and Licensing Act: 以下CCLA)を執行することです。
つまり、この部隊の名前は「地域の保安」とついていますが、それが実際に意味するところは、表面上は地域の安全を守る部隊と謳いつつも、実際には「大麻規制法執行部隊」であるということです。

これは、政治家が自分たちの都合の良いように物事を進めるために古くから使われている手法です。多くの国に「戦争省」ではなく「防衛省」があるのはその為です。

また、この地域保安部隊がこの法律(CCLA)に基づき手入れを執行しているということは、新民主党のBC州におけるリーダーのジョン・ホーガンの下でこの手入れが執行されたことになる為、今回のディスペンサリーへの襲撃はBC州政府によって企てられた襲撃
であるということになります。この地域保安部隊は、バンクーバー以外の地域のオリバーにも居たようです。

誰の安全を守っているのか?

バンクーバーで最も長く、約10年にわたり営業していて、このコミュニティで欠かせないものとなっているこのディスペンサリーを、警察部隊によって襲撃させることによって、このコミュニティの安全をどのように保っていると言うのでしょうか?

そう、彼らはコミュニティを守ってなどいないのです。今回の手入れの際に、医療大麻を買いに来て、追い返された69歳の末期がん患者がいたことを考えると、この地域保安部隊はこのコミュニティに害を及ぼすとさえ言うことができるでしょう。

ロジャー・コレット。 69歳の末期の肺がん患者さんです。
本日、TMCDに入った手入れの際に薬を買えず追い返されてしまいました。

この地域保安部隊が実際に守っているものとは、大麻における法律やシステムを利用する資本主義にまみれた政府や大企業の関心、利益です。

TMCDのオーナーのデイナ・ラーセンはTwitterで、こう述べました。

私たちのディスペンサリーが大麻で得た収入でしていること:
Get Your Drugs Tested(ストリートドラッグの検査サービス)
のような救命コミュニティプロジェクトの基金にしている。

政府が大麻で得た収入で行っていること:
ディスペンサリーを襲撃するために、より多くの警官を雇っている。

TMCDは合法システムへの移行プロセスにあるにも関わらず、彼らはこの襲撃を受けました。これは、規則と政府の意向に従おうとしても潰される、ということを意味しています。実に馬鹿げています。

2018年10月17日までに政府は、ライセンスを取得する唯一の希望として、数十件のディスペンサリーを”自主的”な閉店に追いやりましたが、1年以上経過した今もほとんどの店舗は再オープンできていません

しかし、今回の襲撃から少なくとも4時間後(4:20に間に合うように)にはTMCDは再オープンし、1ブロックほど続く長蛇の列ができていて、今回の襲撃によってコミュニティの支援の大きさを実感しました。これは当局が意図した結果とは正反対のものでしょう。

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