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カナダでマジックマッシュルーム(シロシビン)が合法化目前に?

元記事: https://cannabislifenetwork.com/is-canada-ready-to-legalize-magic-mushrooms-psilocybin/
翻訳: まるたろう

今まで私たちは大麻の合法化運動を中心に行っておりました。
シロシビン、もしくはマジックマッシュルームについてはどうでしょうか?
知らない人も多いかもしれません。現在マジックマッシュルームの合法化に強い追い風が吹いています。もしかしたら合法化はそう遠くないかもしれません。

厚生大臣のパティ・ハジドゥ氏はマジックマッシュルームの使用を求める請願書にある決断を下した

8月の初め、厚生大臣のパティ・ハジドゥ氏は、4人の末期がん患者から法的に提出された終末期医療に関する請願書を承認しました。請願書の内容は緩和ケア治療の一環として、マジックマッシュルームの使用を求めた内容となっています。

この請願書が承認されたことにより、カナダの薬物及び規制物質法から法的に免除されます。そしてこの事実は、公然の承認を得たとしてマジックマッシュルームの可能性を広げたと言えるでしょう。

シロシビン(マジックマッシュルーム)の歴史

マジックマッシュルームは1974年にカナダで違法となりました。しかし、違法になる以前は医学的な研究が行われ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)やうつ病等の治療に役立つ事を期待されていました

実は、マジックマッシュルームは私達人間の文化の一部であり、長い歴史があります。考古学的な記録では、紀元前9000年前にはすでにマジックマッシュルームを使用していたとされています。北アフリカのアステカ族や他の部族はペヨーテ(植物)等の向精神作用のある植物と併せて使用していたと記録されています。

しかし1950年代にハーバード大学で発表されたマジックマッシュルームに関する研究によってマジックマッシュルームは一躍、悪名高くなりました。

そして1960年代にヒッピー運動と結びつき、最終的にカウンターカルチャーの象徴となりました。

このことが違法となった要因の一つなのは間違いないでしょう。

大麻が合法化されたことで、マジックマッシュルームも合法に戻すチャンス

まず最初に大麻の使用が許可されたのは、医療目的で大麻を必要とする患者が対象となったことを軸に考えていきましょう。

約20年前、カナダ保健省は医師による処方箋にしたがった場合のみ患者に大麻の使用を許可しました。その処方箋は、てんかん、関節炎、癌、多発性硬化症などの症状に出されており、当初はドライフラワー(乾燥大麻)だけでした。

これをきっかけに合法化運動が活発になり、大麻の規制は時間の経過と共に徐々に緩和されてきました。

2000年代初頭に大麻を合法化するための試みがありましたが、その運動は保守派のスティーブン・ハーパー氏が政権を握った後、停滞したままとなっていました。

そしてジャスティン・トルドー氏がカナダ首相に選出されるまで、”大麻合法化”は政治的な牽引力を得ていました。

整った政治環境はシロシビンの合法化に必要な要素かもしれませんが、絶対に必要という訳ではないかもしれません。

もしかしたら厚生大臣の様な政策担当者や、各裁判所の裁判官の方達が合法化のキーなのかもしれません。

例えば裁判所は、時代が進むごとに大麻に関する法律を少しずつ取り除いてきました。

最高裁判所のR.v.スミスの判例におけるような画期的な判決は、合法の大麻の定義を拡大し、大麻に関する憲法の制定に役立ちました。

そうして裁判所は医療用大麻の定義について検討を始めました。そうすることで、政治家や議員が出来ない事を成し遂げたのです。それは医療用大麻の定義を拡大し、治療に用いられる大麻は、乾燥大麻に限定されるべきではないと決定を下した事です。このおかげで患者が正当にエディブルやエキス、オイルを手にすることが出来る様になりました。

訴訟人や裁判官は、医療大麻に関連した間違った法律を覆す事によって、大麻合法化への道を整備してきました。そしてマジックマッシュルームも同じように道をたどり、合法化になる可能性は十分あります。

厚生大臣の承認

医療目的でマジックマッシュルームの使用を承認したと言う事は、間違いなく私達の文化に変化が起きたと言えるでしょう。

今回の請願に対し、パティ・ハジドゥ氏は請願を拒否し、裁判所に決定を委ねる事も可能だったのですから。

更にこの様な変化は社会全体に広まりつつあります。

最近のバンクーバー市警の声明によると、バンクーバー市警のスポークスマン、スティーブ・アディソン氏は「マジックマッシュルームを焦点に当てた取り締まりを行わないだろう」と示しました。

更に、「フェンタニルや他のオピオイドの様な有害薬物で利益を得ている犯罪組織や凶悪犯に対してフォーカスし戦っていく。」と述べました。

“オピオイド・クライシス”が私達のコミュニティに与えた影響を考えると、バンクーバー市警の声明は、薬物の取締りに関してとても合理的であると言えるでしょう。

マジックマッシュルームの合法化を推し進める中で、覚えていて欲しいことは、未確定な要素が沢山存在し、合法化への道のりは遠いかもしれません。しかし、過去の経験を生かせば難しい事ではないのかもしれません。

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