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大麻は生活必需品なのか?

新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的な大流行は、世界の状況を一変させた。しかし幸いにも、こうした危機的状況の中に少しだけ良いニュースがある。現在のような、私たちにとって本当に大切なものを見極めなければならないタイミングで、世界中の政府は大麻の規制に対して合理的なアプローチを取り始めている。たとえば、アメリカのいくつかの州では、緊急事態宣言をした州も含めて、ディスペンサリーが不可欠なサービスであると宣言している。

一変した宣言

カリフォルニア州でははじめ、すべてのディスペンサリーとデリバリーの大麻配達サービスが営業停止するよう命じられた。しかし1日もしないうちに、規制当局は大麻を必須の医薬品として認識し、発言を翻した。これはなぜか。サンフランシスコ市長のロンドン・N・ブリード氏は、「カリフォルニア州の公衆保健局は本日、大麻には医療用途があるため、通常の薬局が営業するのと同様、大麻販売店を生活に必須の業種と認識していると発表しました。」と述べた。

現在の危機的状況を考えると、特に不安症やうつ、PTSDの治療において大麻が持つ効果を考慮すると、これは賢明な判断である。この判断を誤っていれば、公共の安全に対してはるかに大きな懸念とリスクを抱えることになるだろう。執筆時点で、医療大麻を合法化しているアメリカの33州は、現在の自己隔離の状況下での大麻ビジネスの営業を許可している。

法律へ与える影響

今回のこうした決断を受けて、大麻の法律をもう一度見直す必要がある。
世界的なウィルスの大流行の最中で、貴重な資源や時間を無駄にしてはならない。このような危機的状況と戦うために利用できる物資と人員は限られている。更なる大惨事を回避するには、この現在の状況の先を見越した迅速な対応が必要である。

皮肉を言えば、大麻法のもと、ブリティッシュコロンビア州で違法大麻の取り締りを施行する、地域保安部隊(CSU)は、こうしたときこそ有効に活用され、本当の意味で”人々の安全を保つ”ことができるのではないだろうか。私たちの税金の使い道は、違法の大麻を探すよりも、こうした状況で彼らがグループ活動を監視したり、人々の社会的距離の測定を実施することにより、ウィルスの拡散を防ぐのに役立ててもらった方がマシなのだが。このような状況では、政府はこの緊急事態に対処するためには、利用できるすべてのリソースを使用する以外の選択肢はないだろう。

こうした話は別にしても、深刻な危機的状況の中で、大麻が不可欠な薬であるという認識は忘れてはならないものである。アメリカ国内のこうした素晴らしいアプローチにならい、この考え方がカナダや各国の政治家に伝わるように願う。

生命へ与える影響

カナダがもしアメリカと同じルートに従うことを選択した場合、免許を持つ販売業者、コンパッションクラブ(医療大麻クラブ)、およびデリバリーのサービスは、この自己隔離の期間中も営業を継続できるようになる。こうなれば医療大麻に頼るコミュニティの人々は、安心するだろう。
絶望とパニックは治まり、患者たちは自宅での健康維持に集中できる。一般に、特に既存の疾患を持つ方などリスクの高い人々は、わざわざ自己隔離を放棄して外出をすることは少ない。また、自己治療できる可能性もあるため、すでに圧迫された救急医療システムに負担をかける必要がない。世界中の誰もがストレスを感じずに自宅でリラックスすれば、この脅威を非常に短い時間でより簡単に封じ込められるだろう。大麻好きなら、もし全国民に外出禁止令が出されても、十分な大麻があれば、喜んで従うだろう。

大麻ビジネス:大打撃と大ブーム?

世界経済はこの新型コロナウィルス(COVID-19)によって壊滅的な状況に追い込まれていて、これは大麻バブルの崩壊で、すでに苦しんでいる合法の大麻生産社も同様である。ティルレイ社では、株価が急落し、さらなるコスト削減策と解雇が報告されている。一方で、カナダの”グラスルーツ”コミュニティ(非合法マーケット)では、大麻ビジネスは依然として活況である。なぜか?それにはいくつかの理由がある。

アメリカの大麻が合法化されている州内の認可を受けた販売業社は、自己隔離と街の閉鎖の前に、大麻を蓄えるために消費者が集まったため、一時的に売り上げが急増しているのは事実だが、北に位置するカナダではまた違った状況がある

カナダでもこうした状況で、家庭における必需品や食料品が買える店だけでなく、娯楽や医療のニーズにも応えるため、酒屋やディスペンサリー、薬局も営業許可の対象となった。しかし、カナダの合法大麻産業の製品の狭い選択肢と、理不尽な価格設定から、人々はそれほど関心を示していない。

州によっては販売業者は売り上げ増加が見られた地域もあるが、BC州では変化が見られなかった。

特にこの新型コロナウィルスが流行している状況下では、呼吸器のウイルス感染を防ぐためには、ジョイントを喫煙するという選択肢は理想的とは言えない。そのためエディブルのような代替オプションを考慮することができるが、無知で頑固な政府によって1パッケージあたり最大10ミリグラムのTHC用量に制限されているため、特に薬用でのエディブルを必要とする人にとってはオプションにはならない。国民はこうした事態に本当に必要なものを求めているが、少なくともカナダ国内の大麻については、莫大な利益を見越した販売者たちにとって、雲行きはそれほど良くない。

少なくとも当面の間は、私たちを脅かす新たな危険分子によって薬物戦争は保留になっている。科学的根拠や有用性を考慮し、時代や社会に合わせて法律を見直すとしたら、今のタイミングであろう。アメリカの立法議員たちも同様に言うだろう。カナダがこのアプローチに従うことに期待したい。

迫り来る自己隔離と大麻の備蓄コロナウィルス(COVID-19)の猛威は世界中に広がり続けていて、死亡者数と感染者の件数は毎日増加している。 自己隔離令や規制により、消費者は店に駆けつけ、消毒用ワイプからトイレットペーパー、肉だけでなく大麻の備蓄もしている。...

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